だがオレンジ色の髪の男はそんなこと気にせず 「わての名前は小向太一(コムカイタイチ)っちゅうんや!よろしゅーな♪」 と右手を差し出してきた 面倒なので私達はそれを無視してそいつの横を擦り抜けて自分の席に向かった 「…なっ! 無視するなんてひどいやないかっっ!」