……
「それでねっ!そん時の雲がドーナツみたいな形してたんだぁー
もーおいしそうだったーあ」
「この前のGOGOレンジャーみた?
あそこでレッドレンジャーが悪者にキックいれたのはかっこよかったよねー?」
………
私達はすぐに仲良くなって沢山色んなことを話したと思う
真っ暗なビルの裏、そこに私達の笑い声が響いていた
しゃべり疲れて私はだんだん眠くなってきた
チラッと横を見ると刃も眠そうだった
「ねぇ…、刃…、眠くなってきた」
「僕も……、じゃあ寝よう?
…寒いから手つなご?」
そう言って私と刃は冷たいコンクリートの上に手を繋いで寝転んだ