ずるい、マスターはずるい
私達が【仕事】だと言えば絶対に断れないことを知っている
マスターはそれを利用したんだ
正直あまり乗り気ではないが
「「分かりました。」」
こう答えるしか無かった
「良いんだな?じゃあ、その事に関して詳しくは後ほどメールを送っておく。お前らは学校生活に備えてゆっくり休んでくれ。仕事も当分無いだろう」
私達はそれに複雑な思いで返事をすると、またマスターに深く礼をして部屋を出た
あぁ、面倒だ
仕事だから仕方がないが、私はあまり人と関わるのが好きではない
はぁ……
溜息がこぼれる