チーン
目的の階についたエレベーターは止まりドアが開いた
エレベーターから一歩進んだ目の前にはイカニモ重そうな扉が一つだけあってそこがマスターの部屋だ
軽くノックをするとそのままその扉を開け中に足を踏み入れた
「只今参りました。マスター」
そう言い、私達はその場で深く礼をした
「矢重、刃、呼び出して悪かったな。来て早々だがあまり時間が無くてな?単刀直入に言わせてもらうが…
お前らには学校に行ってもらう」
…………はぁ?
思わず声が漏れそうになった
なぜなら私達は世間で言う小学4年生の時に、天才が通うと称されるアメリカのH大学を飛び級で卒業しているからだ
なんで今さら…
あの勉強漬けの毎日はなんだったのだろうか
そう思い驚きを隠せないでいると
「これは仕事だ。行くよな?」
マスターはそう言って微笑を浮かべた