あたしの心は混乱状態だった。


少しして、秀矢が体を離した。


「お、涙止まったな!」


秀矢はいつものように笑って言う。


「遅くなるから早く帰るぞ。
おばさん心配するだろ。」


って、いつもの秀矢だし。


秀矢のあまりにも突然の告白に驚いて、涙は止まっていた。


あたしはそのまま秀矢と家まで帰った。


「しっかり飯くってさっさと寝ろよ。」


「子供じゃないんだから(笑)」


普通にいつも通りの秀矢なんだよね。


「あ、そだ。念のため言っとくけど、俺がさっき言ったことで勝手に頭混乱させるなよ。」


秀矢は振り返って言う。


「じゃ、そーゆーことで。また明日な。」


「うん。またね。」


そのまはま家に入る。