「...あたしは、先パイのものじゃない...。
生徒会の...ただの後輩の1人にしか過ぎないんです...。
だから...先パイのものじゃ...ない。」


あたしは必死で伝えた...のに。


「まったく聞き分けの悪い子だね。」


先パイはそう言うと顔を戻した。


「それなら、ちゃんと教えてあげなくちゃね。」


先パイはそう言うと、


「んっ!!」


突然、あたしにキスをした。


「ちょっ...やめっ...」


先パイの胸を叩いて訴えかける。


でも、どんなに叩いてもビクともしない。


これが"男の力"なんだと思い知らされた。


息ができなくなって苦しくなったあたしは、酸素を求めた。


それをわかっていたように、先パイは一瞬唇を離した。