「君は俺の本性知ってる唯一の人なんだから。
君がいなくなったら俺困るよ?
本性だせなくなちゃうじゃん。
だから君は他の男になんか懐いたりしちゃダメなんだよ?」


先パイは、気持ち悪いほどにあたしを見つめてそう言った。


何それ...。


そんなの勝手すぎるよ...。


あたしの気持ちは...?


「そんなの...勝手すぎます...。」


あたしがそう答えると、先パイはあたしの首に顔を近づけた。


「ん...」


思わず声が漏れてしまう。


「君は誰にも渡さないよ?俺のものなんだから。」


もう...いや...。


あたしの気持ちまで勝手に殺さないでよ...。


そういう台詞は普通、彼女に言うんだよ?


先パイが何考えてるのか全然わかんないよ...。