翌日の夕方、

落ち着かない私に、

「何、ソワソワして。
少しは、じっと座っときなさい」


やけに落ち着いてるお母さん。


そして、


「何で俺まで・・・」


少しふてくされたように座っているお兄ちゃん。


ピンポーン


「き、来た!!」


慌てて玄関を開けると、


「ビッびったぁ・・・
そんな勢い良く開けんなよ・・・」



「あ・・はは・・ごめ・・・
ど、どうぞ・・・」



室内へと通すと、

お兄ちゃんは、初めて見る大輔の姿に

少し驚いたように見ている。


たしかに・・・・

親に挨拶に来るのに

金髪にラフな格好って

緊張感も何もないわけだし・・・