「そんなの・・・
あなた、まだ高校・・・
そうよ、高校生じゃないの。」


「電車通学するから・・・」


「そんな・・・の、
ダメよ、ダメに決まってるじゃない」


予想はしてたけど・・・

こんなに反対されると

やっぱりしんどい・・・。



思わず、大輔の顔を見ると


「あー・・あの」

大輔の口が開いた。


お母さんが、大輔の方に目を向けると


「他に、心配な部分っていうか・・
反対してる理由みたいなもんって・・」


「そ、そんなの・・・
まだ・・・高校生なのに・・・
結婚もしてないのに
一緒に暮らすなんて・・」



あぁ・・・そうだった・・・


お母さんは、

そういう考えの人だった・・。



「分かりました」


え?うそ・・・

諦めた・・・!?


ヤダ・・・・


「お母さん、お願い・・・」


大輔と離れるなんて

考えられない・・・

とっさに、お母さんの腕を掴んだ。