コンビニの駐車場を見渡すと


い、いたっ!


ちょうど、駐車場を出ようとしてる男の運転席の窓ガラスを
慌てて叩くと、


驚いた様子で、
窓ガラスが開き


「ビビらせんなよ。
何だよ、いきなり」


「あ、あのっ
さっ・・・き・・・」


息が上がりすぎて

言葉が繋がらない・・・


「いいから、落ち着いて話せ。
ほら、飲み物買ってきてやっから
車乗っとけ」


助手席に乗り、
買ってきてくれた飲み物を口に運びながら


「落ち着いたか?」


「うん・・ありがと・・」


「んで?何だよ?」


「さっきの違うから・・・」


「さっきのって?」


「彼女務まんないって・・・」


「あー、そういや
そんな事言って怒ってたな?」


怒ってたなって・・・

相手にしてないような言い方に

少し、やっぱり

気持ちの温度差を感じてしまう。