「お前、何
んな緊張してんだよ?」


「え!?あ、その・・・」


「つーか、やべぇくらいに
心臓の音伝わってくんだけど?
大丈夫かよ?」


そう言いながら

笑われてるし・・・。


や、やっぱり・・・

こんだけ、ドックンドックン言ってたら

こんな至近距離だと

振動で伝わってしまうんだろうか・・


「んで?始めていいスか?」


「あ、は、はい・・」


とは、言ったものの・・・

先ほどから

非常に気になる事がありまして・・・

気になって・・・


どうしても目がいってしまって・・・



「何だ、お前
心ここにあらずかよ?」


「え?ううん・・
そういうんじゃ・・・」


そういうんじゃないんだけど・・・


「やっぱ、やーめた」


そう一言言うと

私の上から降り

ベッドの横のソファーに座った。