「誤解してるみてぇだけど
あの女は、優奈と
どことなく似てるとこがあってな。
放っといたら
やべぇ事になるんじゃねぇかって
保護したようなもんだからな?
つーか、お前が出て行ってから
抱いた女って1人だけだぞ?
しかも、昔の付き合ってた女。
んで、まー
やったのはいいけど
お前の顔ばっか浮かんで
その女に優奈とか言ったら
思いっきり叩かれたし。」


そんな事を言われたら
嫌なんだけど
うれしいような・・・
複雑な気持ちになってしまうわけで・・・


しかも、得意気な顔で
そう言って
私の頭を撫でる、この男は


やっぱり・・・・


「そんな言い方しても
騙されないんだから・・・」


「ぷっ・・あははは
そうか、騙されねぇか~
さすが、俺が選んだだけの事はあるな。
そうだなぁ・・・
優奈に信用してもらうには・・・
あー、よしっ」



少し考え込んだ直後
含み笑いを浮かべながら
私の頭を軽く叩くと、



「仕事行くぞ」


「へ・・!?仕事?」


「どうせ、もう10時過ぎだし
学校行かねぇんだろ?
今日一日 俺ん隣にでもいろ」


「それって・・・
私も行くって事・・・?」


「あぁ、ほら
準備しろ」


「え、ちょっとまっ!?」


慌てて服を着て
準備をするけれど
大輔は、既に
外の駐車場に降りていて
大急ぎで
大輔のいる所に走って行くけれど・・・