翌日、学校に行こうと
玄関まで出た所で


「やっぱ・・今日休む。」


送り出すお母さんに
そう一言言うと
自分の部屋へ行こうと
階段を上がり始めた。


「体調でも悪いの?」


心配そうに
階段下から、お母さんが見ている。


「頭痛いから・・・」


「薬は?」


「いい、寝てれば治ると思うから」


そう言って
部屋に閉じこもった。


何度か、お母さんが
様子を見に来たけれど・・・



「ちょっと、出てくるけど
何かあったら電話してちょうだいね?」


そう言って
少し、濃い目の化粧をして出て行く様子を見ていれば
彼氏と会う約束でもしているのだろう。



何だか・・・・

取り残されたような気分になって

落ち込んでしまう自分がいて

自分で自分に

バッカじゃないの?


なんて言っている
この状況は


かなり、参っている証拠だ。