「優奈!いい加減起きて
仕度しなさい!!」


翌朝、頭痛とお母さんの怒鳴り声で
ようやく起き上がり・・・


具合が良くないまま
学校へ行くという

最悪な日の始まりだ。


教室へ入ると、


「ねぇねぇ、あれから
どうなった!?」


テンションが高すぎるくらいの
亜子が
私の元へ駆け寄ってきた。


あれから・・・?


あぁ・・・

創平くんって人との事聞いてんのか・・。


「・・・最悪だった」


「は?何が・・・?」


何も知らない亜子に

昨夜の創平君との出来事を

具合の悪い中話すと


「ウソでしょ?え?」


信じられない様子の亜子。


「おかげで
今日の体調、最悪ですよ・・」


「ご、ごめん・・ほんっとーに
ごめん!!
まさか、そういう事になってるなんて
知らなくて・・・」


今にも土下座しそうなほど
謝り続けている亜子に


「亜子は悪くないじゃん。ね?」


「だって・・・私が・・・」


「亜子は悪くないの!
はい、もうこの話終わりっ」


可哀想になってきて
強制終了させた・・・。