「えっと・・・
どうする?」


私同様の状況に置かれている
創平くんという人が
困った様子で
私の前にいるけど


「どうしましょうか・・・」


そう答えるしかない私。


「帰る・・・?」


そう聞かれ、


本音言うと
帰りたいけど・・・

帰ったら
お母さんだけじゃなく
あの若い男性が
まだいるだろうし・・・


いろいろ余計な事を考えすぎて
黙り込んでしまってる私に


「俺ん家にでも来る?」


「い、家?」


「行くとこないし・・・」


そう言われてしまえば

何も言えず、

結局


帰る事もできない私は・・・


気が進まないまま


その創平くんの家へと

お邪魔している。