頷く私を見ながら
嬉しそうに微笑むお母さんの姿を見てたら
ますます、変な事は言えない。
言うべきではない・・・
「良かったぁ・・・・
でねでね、今夜なんだけど」
今夜・・・?
「ちょっ、ちょっと待って。
お母さん、私
今夜は亜子と約束あって
出かける」
「え?そうなの?
なんだ、残念・・・」
「何、今夜会うの?」
「雄一郎が、今夜は帰ってくるの早いみたいだから
一応、顔合わせでもしようと思って
家に呼んであるの」
「そうだったの?
お兄ちゃんは何て?」
「優奈と同じ事言ってた。
やっぱり兄妹ね」
私とお兄ちゃんの意見が一致する事自体
奇跡に近い事なんだけど
こういう時だけは
同じ意見なのか・・・・
「夕飯は?食べて出かける?」
「あ、うん。面倒なら
何か買って食べるからいいよ」
「大丈夫!お母さんは
そんな手抜きしないわよ。」
「あ、うん
じゃ・・お願いします・・」
何か、やけに張り切ってるような気がするけど・・・
階段を昇りながら
キッチンから
お母さんの鼻歌が聞こえてくるし・・
久しぶりに
あんなお母さん見たかもしれない。
嬉しそうに微笑むお母さんの姿を見てたら
ますます、変な事は言えない。
言うべきではない・・・
「良かったぁ・・・・
でねでね、今夜なんだけど」
今夜・・・?
「ちょっ、ちょっと待って。
お母さん、私
今夜は亜子と約束あって
出かける」
「え?そうなの?
なんだ、残念・・・」
「何、今夜会うの?」
「雄一郎が、今夜は帰ってくるの早いみたいだから
一応、顔合わせでもしようと思って
家に呼んであるの」
「そうだったの?
お兄ちゃんは何て?」
「優奈と同じ事言ってた。
やっぱり兄妹ね」
私とお兄ちゃんの意見が一致する事自体
奇跡に近い事なんだけど
こういう時だけは
同じ意見なのか・・・・
「夕飯は?食べて出かける?」
「あ、うん。面倒なら
何か買って食べるからいいよ」
「大丈夫!お母さんは
そんな手抜きしないわよ。」
「あ、うん
じゃ・・お願いします・・」
何か、やけに張り切ってるような気がするけど・・・
階段を昇りながら
キッチンから
お母さんの鼻歌が聞こえてくるし・・
久しぶりに
あんなお母さん見たかもしれない。