「昨日さー、学校の帰り
あいつん家行って
いつものようにイチャついてたわけよ、
で、まー
流れから言うと
そのままエッチしちゃうじゃんね?」


「うん・・?」


本当は
あまり、イチャついた経験がないから
私には縁がない話なわけだけど・・・

一般的には、そうなのだろうと
思わず相槌を打った。


「でねでね、こっから重要。
よく聞いてよ?
お互い程良く熱くなってきて
気分も盛り上がって
さぁ、いよいよクライマックスですよって時によ?
あの男・・・
私の事、美奈って言ったのよ?
ありえないでしょ?
信じらんないでしょ!?」



私の肩を両手で掴み
怒り心頭のようだ・・・



でも、たしかに・・・


「それは、ちょっと・・ね。
っていうか、
その美奈って人は誰なの?」


「元カノ」


なるほど・・・・



「亜子と付き合う前に付き合ってた人なわけでしょ?」


「そう、私と付き合う3日前に別れた女。
でもさ?だからって
もう2ヶ月付き合ってのに
間違える?絶対 未練あるんだって!」


「それが理由で別れたの?」


たしかに・・・
気持ちは分かるけれど・・・