「まだ着替えてねぇって事は
休みか?」


制服姿じゃない私を
不思議そうに見ている。



「ううん・・・・」


そして、私の後にあった荷物に

大輔の目が向き



「何だ、その荷物?」


「・・・しばらく
帰ろうと思って」



「帰る?何で?」



・・・・・・・・・



「優奈?」


「一緒にいても
しんどいだけだから・・」


「は?何?意味わかんねぇ・・」


「好きになればなるほど
しんどくて・・・
とりあえず、ここから
逃げ出したい・・・」


「お前、本気で意味わかんねぇんだけど?
おとといから、意味不明な事ばっかで
俺、さっぱり分かんねぇし?」


そう言いながら

持っていた鍵を机に投げつけるように置くと

私の目の前に立ち

しゃがみこむと

私の顔を見上げている。