「ちわーっス。」

珍しく男性のお客さんらしい声が聞こえる。


「おぅ、マモルか。
久々にツラ出したな」


「仕事で北の方行ってたもんで・・」


「半年振りくれぇか?」


「そんなに経ちましたか!?
すいません・・・・
カナさん元気ですか?」


「カナ?あぁ、別れた」


「へ!?え?
す、すいません」


「何で謝んだよ?」


「あー・・すいません・・」


「お前、謝ってばっかじゃねぇか。はは」


「つい・・・
いつ別れたんですか?」


「んー・・・4ヶ月くらい前?
まぁ、でも
たまに会うけどな」


「え、じゃあ
何で別れたんスか?」



「さぁ?よく分かんね。
カナが、一緒にいてくれる奴がいいって言い出して
じゃあ、俺は無理だなって
カナの家出たんだけど」


「・・・それって
別れたんですか?」


「別れたんじゃねぇか?
たぶん?」


「先輩、相変わらずっスね・・・」


相変わらずって事は

大輔は昔から、こんな調子なんだろうか・・・