「い、一緒に
今日帰れる・・?」


って、私は

一体何を言ってるんだ・・。


「は?お前話題飛びすぎじゃね?
ははは、まぁ、いいや。
いいぞ。一緒に帰るか?」


「うん、じゃあ
ここにいてもいい・・?」


「いいけど・・・
寒くねぇか?」


「ううん、大丈夫」


「ならいいけど・・・
ほら、これ着とけ」


そう言いながら

自分の着ていた上着を
私の肩に羽織った。


「でも、大輔が・・」


「俺は、優奈みてぇに
寒がりじゃねぇし
もうすぐで閉めるから
それ着とけ」


「・・・ありがと」


「あぁ」


そう言うと、

再び、途切れることのないお客さんの相手を始めた。