そのまま、何分歩き続けただろう。

賑やかな通りからは離れ

外灯もまばらな

小道へと入っていた。


「あの、先生?」


さすがに、もう

冷静になってるだろうと

先生に声を掛けるけれど

返答はなく・・・


そのまま進み続け

急に立ち止まったと思ったら


「わり・・・木崎・・・
あー、俺何してんだ・・」


そう言いながら

その場に

頭を抱え込むように座り込んだ。



「あー・・・かっこわりぃ・・」


「あの、ごめんなさい・・」


「・・・何で木崎が謝る?」


「なんとなく・・・」


先生達が別れたのは

大輔が関わってると思うと

何だか、謝らずにはいられなかった。