そして、記念すべき第一戦目の
勝者は・・・・


「じゃー、優奈
キスして」


「え・・・あー・・・」


「拒否する権利なしだからな」


こういうゲームか・・・。

これは、勝っても負けても

私にとっては・・・


恥ずかしい事に変わりはないじゃないか。


・・・なるほど。


だから、あの笑みを浮かべてわけね。


ほんと・・・


この男は、私を辱める事を楽しみとしているとしか思えないんだけど・・・


「ほら、早くしろよ」


「はい・・・じゃ・・失礼して・・」


大輔の方に近づき

顔を近づけていくけど・・・


「あの・・目閉じていただけません?」


「ん?何で?」


「何でって・・・」


そう少し笑いながら、私を
じっと見て


「早く」

「あー、はい・・・」


そんな、目すら閉じない中

キスしろって

本当・・・性格悪い。