「……えっ?」

突然抱きしめてしまったから

とてもびっくりしていた

「ちょっ、はなして…」

「はなさないよ」

はなすもんか

こんな可愛い霧崎さんを

野放しにしていたら

誰かに取られてしまいそうだ

僕は耳元でこう言った

「返事はいつでもいいから…」

それともう一つ

「急にごめんね。でも、さっき会った時からドキドキして止まらないんだ」

これを伝えると

彼女は僕の腕の中から出て

照れながらこう言った

「お願いします…///」

僕は嬉しかった

「ありがと!僕、君を絶対振り向かせるから…」

そう言って彼女から腕をはなした

彼女の温もりがまだ腕に残っている

そして手を繋いで

二人で笑った