当たり前の反応が返ってきた

でも、好きと言ってしまった以上

言い訳は出来ない

まぁ、好きと言うのは本心だし

言い訳する気もなかった

すると隣から

「そーゆーのは本当に好きな人に言うセリフってわかって…」

霧崎の言いたい事はわかっていた

だが、その続きはあえて聞かなかった

だって

「僕は本気だよ」

そう、本気だからだ

それからまた霧崎さんの方を見た

とまどっていた

無理もない

さっき会った人からこんな事を

言われたら僕だってとまどうだろう

「でっ、でもさ、さっき会ったばっかりだよ?それに、お互いの事まだ…」

「だから霧崎さんの事聞いたじゃん。知りたいんだ…君の事。それに……」

彼女はこっちを見ていた

真剣に話を聞いてくれていた

「恋に時間って関係あるの?」

彼女は困っていた

しばらく彼女は何か考えていた

そして

「もしさ、私が好きじゃないのに付き合ったら?」

まさかこんな事を聞かれるなんて…

「その時は…」

困った

「その時は?」

(出来ないかもしれないけど、かけてみよう…)

僕は意を決して宣言した