「よかったぁ~、マジさんきゅっ」

そーいって野々宮くんはクシャッと

笑う

そんな無邪気な顔を見ていると

ある事に気が付いた

「それはいいけど、野々宮くんケガしてるよ?」

「あー、大丈夫大丈夫!切れただけ
だよ。」

「ダメだよ!せめてばんそうこう
くらい…」

私はばんそうこうをかばんから取り出し

野々宮くんの傷口に貼った