がたん、ごとん、がたん、ごとん。

「…ふぁあ……。」


毎朝、こうして早く起きて
隣町の高校に通っている。

私が通ってる学校は
有名都立高校、都立最上高等学校。

偏差値はそこまで高くはないが、スポーツが盛ん。

…っていっても、私はスポーツ経験ゼロだけども。

私は今日から2年生になる。

それにしても暇になって、なんとなく電車の中を見渡してみる。

そこには最上高の、制服。


え…?

この時間に、この電車で?



見るとそれは、知らない顔の綺麗な男の子だった。