「ゆっくりでいいから考えてみてよ」
「うん‥」
頭がこんがらがってきた。
「駿に健の気持ちを知ってるの?」
「もちろん、話したよ」
「何て言ってた?」
「俺たちライバルだなってさ」

その夜私はなかなか寝つけなかった。