二人で下駄箱に行き靴を履いていると、
清水君が大きな声で叫んだ。



「あー!!
俺の傘がない。
ココに置いたはずやのに」


「え?
もしかして盗まれちゃった?」


「嘘やんっ
誰やねん、盗むやつ」


「結構あるんだよね、泥棒」

先月も誰かの傘がなくなったって
言ってたな。