清水君の笑顔に見惚れてボーッとしていると、
その顔が急に近づいてきた。



「松田さん、大丈夫?」



「…っ、え?」


どアップの清水君に尋ねられ
身体中が熱くなる。




「大丈夫?
顔赤いけど…
熱あるんちゃう?」



「だ、大丈夫っだよ!
全然熱なんかないもんっ…」



「…ホンマ?」


清水君の手が近づいてくる。


「っ…」

反射的にギュッと目を瞑る。