【愛子side】



「えっと…」


ち、近い。

清水君の顔はすぐ目の前。



「これはまずここから解いていって…」


「うんうん」



う〜///

緊張する…





「…で、ここを割ると…」


「うわ!!!
ホンマやっっ
すごーー」

清水君がキラキラした目で
ノートを見つめる。



「俺にも解かせて!」

私のノートの端っこにスラスラと
計算を書く。


さっきよりもさらに距離が縮まる。