「ふ、普通やし」


「…なんか清水君と話してると
ツッコまれてるみたい。
アタシ、ボケてないのに」

あ。名前覚えてくれてる。


「ツッコんでるつもりないねんけどな〜。
でも、坂口さん結構ボケてるで!
なんか自然とツッコんでるもん」

そんな話をしていると、
先生が教室に入ってきた。


「では授業を始めます」





なんか坂口さんって
不思議な雰囲気持ってるよな。

めっちゃ落ち着いてて、
どこか寂しそうで、
何考えてるかわからんっていうか。