「名前教えて!」 「え、、名前? 私の?」 「もちろん」 「松田愛子(マツダアイコ)です…」 「松田さんか。 同じクラスやしよろしくな!」 「うん。よろしくねっ」 階段を駆け下りながら携帯をみると 優からLINEがきていた。 [今から教室行く] [愛子どこ?] さっき掴まれた腕が、 まだ少し熱い気がした。