「もしかして…何かされたん!?」


首を横に大きく振る。


「はー。よかった」


「…ごめんなさいっ」


「何で松田さんが謝るん!
松田さんは何も悪く無いやん」


「私のせいで怪我させちゃったっ…
私っ…警察呼ばなきゃって思ってたのに体が全然動かなくてっ…」


「あんな状況なったら誰でもそうなるよ。
俺もホンマは足ガクガクやったもん」

ハハハと笑う。


「でも、
松田さんが無事やったからよかった。
怖かったけど飛び込んでよかったわ」


何で清水君はこんなにも優しいんだろう。