「なぁ、何してんの?」


突然後ろから声がして
振り返った瞬間、



ボカッッッ





鈍い音が響いて私の肩を掴んでいた男が
ものすごい勢いで倒れた。



「っ…!?」

一瞬のことで
何が何だかわからなくて声も出ない。





「クッ…」

殴られた男がうずくまる。


「…おいおいおい。
アンタ彼女の知り合い?

こんなことして
…タダで済むと思ってんの?」



もう一人の男が殴った人に襲いかかった。





鈍い音が響く。

怖くて目が開けない。



恐る恐る薄く開いた目に映ったのは、


…え



男と殴り合う清水君だった。