【来瞳 視点】
『 来瞳ー!』という客席の歓声
「ありがとう!」と客席にお辞儀をした
私は、吉川来瞳(よしかわくるめ)22歳
世間では"トップアーティスト"
"歌姫"と呼ばれてる
ここまで辿り着くまで大変なものだった…
そして今日はliveの最終日
客席に手を振りステージを後にした
スタッフがタオルをかける
『お疲れ様でした!』と私がスタッフに声をかけ楽屋へ戻り、ソファーへダイブ!
「コラッ!売れっ子がそんな事しないの!」とマネージャーが言った
「だって疲れたー」と私が言った
マネージャーが「明希さん来てるわよ」と言うので振り返ると明希がいたので彼の名前を呼び、彼は、私に抱きついた
彼とは、今やもの凄い人気を誇るアーティストCasissの明希こと本名、雨宮 明希(30歳)で元々、違うバンドでメジャーデビューを果たし、彼は、ボーカルとして活動をしていたが活動休止になり、今は、明希が自身でプロデュースしてソロとして活動している
明希とは、付き合って2年になる
二人で抱き合ってる所を見てたyukiyaさんが「相変わらずラブラブやね~」と言えばすかさず、雅さんが「ほんまや、俺の来瞳やっちゅーねん!」と言うと明希が「来瞳は俺の~」yukiyaさんが「俺のかもしれんやん?」とみんな、勝手なこと言ってる(笑)
明希には言ってないが、明希に憧れこの世界へ入った
だってあの時"約束"したから…
「はいはい、みんな、着替えるから外出な!」と私は、みんなに言った
明希が何故か「そうやぞ!俺以外出てや!」と言ったから「あんたも!シッシッゞ(`´ )」って明希に言うと「いや~!」とその場を動こうとしないから駄々を捏ねる明希をメンバーが引きずり部屋を出た
「仲が良いのはいいけど、ちゃんとバレないようにね!明希さんも 来瞳も売れっ子なんだから!」とマネージャーが言うから私は、「へ~い」と返事した
私の周りにはいつも誰かがいて飲み物さえ自分で取る前に誰かが渡してくれる
それが私には慣れなかった
いつしかそれが窮屈に思えた…
そして、着替えて打ち上げの店へ向かう
店に着くとピカッと光が目に入る
その方向を見ても何もない
「ねぇ、なんか光らなかった?」と私は、ヤバいと思い、マネージャーに聞くと「きっとパパラッチよ…早く店に入りましょ」とマネージャーが言ってくれた
店へ入ると、私の曲が流れている
すでに明希達は来ていて私は明希と別々の席で乾杯した
少し酔ってきた頃
「明希ちゃんて彼氏いないの?」と隣にいた仲の良いスタッフがそう聞いてきた
明希と付き合っていることはマネージャーとCasissメンバーしか知らない
"いくら親しくなっても誰にも言わないこと"
それが付き合う時にマネージャーから出された条件だった
「えっ…いないですよ!」と私は答え、「そうなの?でも売れっ子は普通の恋愛はできないって聞くもんね…撮られたりするから」とスタッフが言った
「私は売れっ子じゃないから大丈夫(笑)」と私が言うとスタッフが「何言ってんの!どんだけ売れてるか知らないの?」と返してきて私は、「はい(笑)興味がないんで!ファンさえいてくれればそれだけで♪」と答えた
時々、悲しくなる
売れっ子、トップアーティストと言われる度普通の事ができない
明希とデートなんてもっての他
そんな事を考えてると打ち上げに遊びに来てたミュージシャンで明希の親友の蓮くんが「何、暗い顔してるの?」と言いながら隣に座った
「いえ、ちょっと考え事してただけっす!」と私が答える
「今日は最終日に呼んでもらってすげー良かった!」と蓮くんが言ってくれた
「まだまだliveは慣れない(笑)」と私は、言った
「すげーカッコ良かったよ!でも誰かと被るんだよね…」と蓮くんが言うから「ありがとうございます!誰と被るんですか?」と私が返すと蓮くんは、「んー…思い出せない(笑)」と答えた
その後、蓮くんの他愛もない話をした
2人でケラケラ笑っていると…
yukiyaさんが「 明希、話してるとこ申し訳ないんやけど…」と肩を叩いて話し掛けてきた
蓮くんにゴメンと言って席を立った
「どうしたんですか?」と私がyukiyaさんに言うと「アレ、どうにかならんかな~って思って」とyukiyaさんが言い私は、明希の方を指差し苦笑いをした
「ゴメンやけど俺、女いるねん」と明希が側にいる女に言うとその女が「えー!ずっとファンだったんですよ~今度遊びましょ~」と明希に言ってきた
関係者かわからないが見知らぬ女が明希に抱き付いていた
「誰?あの女の人(笑)」と私が冷たく言うとyukiyaさんが「笑ってる場合?(笑) 来瞳の知り合いやろ?そう言ってたで 」って言ったから私は、「知らないよ?私、呼んでない」と言いyukiyaさんと私の二人で?マークを浮かべた
話を聞いてると「明希さんってずっと彼女いないって言ってたじゃないですか~?何回かliveにも行ってるんです~」とその女が言った
『 来瞳ー!』という客席の歓声
「ありがとう!」と客席にお辞儀をした
私は、吉川来瞳(よしかわくるめ)22歳
世間では"トップアーティスト"
"歌姫"と呼ばれてる
ここまで辿り着くまで大変なものだった…
そして今日はliveの最終日
客席に手を振りステージを後にした
スタッフがタオルをかける
『お疲れ様でした!』と私がスタッフに声をかけ楽屋へ戻り、ソファーへダイブ!
「コラッ!売れっ子がそんな事しないの!」とマネージャーが言った
「だって疲れたー」と私が言った
マネージャーが「明希さん来てるわよ」と言うので振り返ると明希がいたので彼の名前を呼び、彼は、私に抱きついた
彼とは、今やもの凄い人気を誇るアーティストCasissの明希こと本名、雨宮 明希(30歳)で元々、違うバンドでメジャーデビューを果たし、彼は、ボーカルとして活動をしていたが活動休止になり、今は、明希が自身でプロデュースしてソロとして活動している
明希とは、付き合って2年になる
二人で抱き合ってる所を見てたyukiyaさんが「相変わらずラブラブやね~」と言えばすかさず、雅さんが「ほんまや、俺の来瞳やっちゅーねん!」と言うと明希が「来瞳は俺の~」yukiyaさんが「俺のかもしれんやん?」とみんな、勝手なこと言ってる(笑)
明希には言ってないが、明希に憧れこの世界へ入った
だってあの時"約束"したから…
「はいはい、みんな、着替えるから外出な!」と私は、みんなに言った
明希が何故か「そうやぞ!俺以外出てや!」と言ったから「あんたも!シッシッゞ(`´ )」って明希に言うと「いや~!」とその場を動こうとしないから駄々を捏ねる明希をメンバーが引きずり部屋を出た
「仲が良いのはいいけど、ちゃんとバレないようにね!明希さんも 来瞳も売れっ子なんだから!」とマネージャーが言うから私は、「へ~い」と返事した
私の周りにはいつも誰かがいて飲み物さえ自分で取る前に誰かが渡してくれる
それが私には慣れなかった
いつしかそれが窮屈に思えた…
そして、着替えて打ち上げの店へ向かう
店に着くとピカッと光が目に入る
その方向を見ても何もない
「ねぇ、なんか光らなかった?」と私は、ヤバいと思い、マネージャーに聞くと「きっとパパラッチよ…早く店に入りましょ」とマネージャーが言ってくれた
店へ入ると、私の曲が流れている
すでに明希達は来ていて私は明希と別々の席で乾杯した
少し酔ってきた頃
「明希ちゃんて彼氏いないの?」と隣にいた仲の良いスタッフがそう聞いてきた
明希と付き合っていることはマネージャーとCasissメンバーしか知らない
"いくら親しくなっても誰にも言わないこと"
それが付き合う時にマネージャーから出された条件だった
「えっ…いないですよ!」と私は答え、「そうなの?でも売れっ子は普通の恋愛はできないって聞くもんね…撮られたりするから」とスタッフが言った
「私は売れっ子じゃないから大丈夫(笑)」と私が言うとスタッフが「何言ってんの!どんだけ売れてるか知らないの?」と返してきて私は、「はい(笑)興味がないんで!ファンさえいてくれればそれだけで♪」と答えた
時々、悲しくなる
売れっ子、トップアーティストと言われる度普通の事ができない
明希とデートなんてもっての他
そんな事を考えてると打ち上げに遊びに来てたミュージシャンで明希の親友の蓮くんが「何、暗い顔してるの?」と言いながら隣に座った
「いえ、ちょっと考え事してただけっす!」と私が答える
「今日は最終日に呼んでもらってすげー良かった!」と蓮くんが言ってくれた
「まだまだliveは慣れない(笑)」と私は、言った
「すげーカッコ良かったよ!でも誰かと被るんだよね…」と蓮くんが言うから「ありがとうございます!誰と被るんですか?」と私が返すと蓮くんは、「んー…思い出せない(笑)」と答えた
その後、蓮くんの他愛もない話をした
2人でケラケラ笑っていると…
yukiyaさんが「 明希、話してるとこ申し訳ないんやけど…」と肩を叩いて話し掛けてきた
蓮くんにゴメンと言って席を立った
「どうしたんですか?」と私がyukiyaさんに言うと「アレ、どうにかならんかな~って思って」とyukiyaさんが言い私は、明希の方を指差し苦笑いをした
「ゴメンやけど俺、女いるねん」と明希が側にいる女に言うとその女が「えー!ずっとファンだったんですよ~今度遊びましょ~」と明希に言ってきた
関係者かわからないが見知らぬ女が明希に抱き付いていた
「誰?あの女の人(笑)」と私が冷たく言うとyukiyaさんが「笑ってる場合?(笑) 来瞳の知り合いやろ?そう言ってたで 」って言ったから私は、「知らないよ?私、呼んでない」と言いyukiyaさんと私の二人で?マークを浮かべた
話を聞いてると「明希さんってずっと彼女いないって言ってたじゃないですか~?何回かliveにも行ってるんです~」とその女が言った