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唇を離すと
綺麗な二重の彼と目が合う


手「今日はもう、東京に
帰らないといけないんだ」


そう言って渡された電話番号


手「黙って番号変えてごめんな」


「ううん…」



手越は私をゆっくりと離し
荷物を取りに振り返った

急に寂しさが込み上げる



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