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本当に照れくさそうにする手越にも
私はドキドキしっぱなしだった



「歌、上手だよね」


手「全然だよ…?ありがと」


やっと彼の目を見れたと思ったら
少し寂しげな目だった



「あ、それ」



彼の膝の上には楽譜があり
隣にはあの″歌詞ノート″があった



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