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「やっぱり手越は、勝手だし
最低だし…大嫌い」


ベンチから腰を上げ歩き出す


背後にいるあなたは今
どんな顔をしているのかな?



「それでも手越のこと
本当に大好きだった」



振り返るのが怖かった
私はバッグを手に取り
彼に背を向けたまま歩き出す



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