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そっと唇が重なった



一瞬のことで
私は身動きが取れない


手「好きだったんだ…美鈴」


目が合うと
すぐそらした手越



「…手越…?」



私は咄嗟に彼の手を握る
すると固い感触が手に伝わった


目を向けた時、私は絶句した


彼の薬指に光る指輪。



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