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私の手は自然と
手越の背中に触れていた


手「俺は…あの日より前から
ずっと美鈴だけを思ってきた…」


「…えっ…」


私を腕から離した彼は
私の目をじっと見ている


手「嫌いなんて…嘘だったんだ」


私は夢でも見ているんだと思った



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