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携帯を片手に
手を振っている手越を見つけた


金髪と白いシャツが
とても似合う
写真のままの彼だった


「手越…」


変わったのは髪の色くらいで
あの日から何も変わらない


通話ボタンを切って
手越の元へ歩いた


手「…美鈴、久しぶり」


「…うん」



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