――――キ―――ンコ―――ンカ―――ンコ―――ン......


「「あ、チャイム」」


2人で同時にハモり、プハッと一緒に笑った。


「戻ろっか」


とあたしが言うと、


「あぁ」


とよいしょという風にのそっと立ち上がった。


ん?あたし、何かを忘れているような......。


ん――――......?あぁ――――!!


「あ――――っ!!」


「え、どうした!?」


「お弁当、食べるの忘れてた......」


あぁ、どうしよう......。空腹で授業を受けなければ......。


そう思っていた時......