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私たちは産まれた時から一緒だった。


家が近所で同じ年に産まれた“ゆうき”と私は母親同士がママ友で、物心つく前から小さな布団で並んでお昼寝をしていた。




「お外は危ないから2人とも手を繋いで歩いてね。」

幼稚園に入るとお母さんの注意を忠実に守っていつでも手を繋いで歩いた。
だから近所の人からは「ゆうき君とさちちゃんはいつでも一緒で仲良さんしね。」と言われて「だってわたし、ゆう君の奥さんだもん‼」なんて、ませたことを言っていた。