それから当分は、西岡君とも冨岡君ともメールをすることはなく、友達と遊んで、遊んで、遊んで、忙しく過ごした。
…だって華の女子校生じゃん?JKだよ?
楽しまないでどーするの。
実は岸和田さん違いの麻理と仲が良く、多忙だったのも麻理と遊んでたから。
…って西岡君に、こう伝えればよかったなあ、と今更ながら思う。
…って私が西岡くんのこと、意識しているように聞こえるけど、それはないから。
私と西岡くんは別次元の人だし。
ついこの間メールした記憶があるから、思っただけ。
──そんなある日。
「ヤバい。数学分かんない…」
時は午後10時50分。
実は明日、数学の小テストが私を待っているのだ。
が,全く分からない。
…いや、私ちゃんと勉強してますからね??
分からないのは応用問題。
決してカラオケ行ったりプリ撮りまくったからじゃございません。