「…すごい甘い。




癖になりそうだよ。マリアちゃん」



「ユウキくん、やめて…」


ジュル…ジュル。とユウキくんが私の血を飲む音が聞こえて、一生懸命ユウキくんを剥がそうとする。



「マリアちゃん…君を喰べれるなんて


夢みたい」



うっとりと目を細めたユウキくんは


教会に来ていた優しいユウキくんとはかけ離れていた。




「君を一目みたときから、どんな味がするんだろう?
どんな風に鳴くんだろう?って妄想してたよ。
本物は最高だね」