目を瞑ったまま、溢れてくる涙に優希くんは臆することなくそれを舐めとった。



「うーん、涙はしょっぱいね」




ペロリとすくい上げると一度体勢を立て直し、私の首筋に顔を埋めた。




「い、やっ!!」



ぶちっ。



私の必死の抵抗は虚しく、優希くんの牙はすんなりと私の皮膚を突き破った。