恐怖で目を瞑ると、ハクトくんではない誰かの声が聞こえた。
「まぁた、ハクトは残酷な喰べ方をするね」
新たに現れた第三者に私は言葉を失う。
「ど…して、ユウキくんがいるの?」
癖っ毛の燃える赤髪を自由にし
黒のパーカーというラフな格好で
ユウキくんはハクトくんを私から遠ざけた。
「1年ぶりかな?教会で会ったきりだったよね」
ユウキくんはベッド付近にあるイスに腰掛けて、私に微笑んだ。
「待って…、ユウキくんも…ヴァンパイアだっていうの?」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…