「マリアさんはどこが感じるのかな?」


ふふ、と私の耳…首、鎖骨…胸元…お腹、脚へと手を滑らせていく。



やめて、触らないで…



そんな私の懇願に応えてくれるわけもなく



足と足の間に入れられたハクトくんの足がぐっと上にあげられる。



「1番感じるところから飲んであげる」




薄ら笑いを見せるハクトくんになすすべもなく


ただただ、終わるのを涙を堪えて待っていた