ピチャッ…とガラスの破片で切れた手のひらを舐められる。



「あぁ、甘い。美味しいよ、マリアさん」


「ッ…や、めて…ハクトく、ん…」



「どうして?感じてるんでしょ?痛みに、快楽に…」


「そんな、っ…」




あり得ないと否定しようとすると、



手のひらに牙をたてられ



ジュルッと音を立てながら啜られる。



逃げようと体をひねると、



足と足の間にハクトくんの足を入れられ、逃げられない。