遠くとおく離れたどこか全くわからない。親に捨てられ住んでた所から一刻も早く出ていきたかった。新幹線に乗り、海の近くで平和そうな街なここ。あたしからすれば文句なし!適当に歩いていると、海についた。この先どうしよう?お金も、いくとこもない。そう思うと泣けてきた。
自分がわるいのに。馬鹿みたい。
「なぁ?どうしたん?」
誰かからこえをかけられた。
「何泣いてるん?人生何あるかわからない。な?いくとこないんやろ?おいで?」
彼はそういった。
「悪い人ちゃうから。俺、大倉海。よろしくなお前は?」
「咲下愛。今日だけお邪魔させて?でも、お母さんの怒られない?」
「あぁ、大丈夫!父さんも母さんも仕事やし。」